勢いある黒瀬浩がV有力
本格化してきた123期ナンバー2の黒瀬浩太郎を本命に推したい。2月奈良MNで優勝した後はやや調子を崩した時期もあったが、5月函館、6月岸和田MNと立て続けに優勝し、今やS級特進すらうかがう勢いだ。ピスト6でも4月の開催から3連続優勝と乗りに乗っていて、ここも快速を飛ばしてVを奪い取る。小玉拓真と峰重祐之介の岡山コンビは小玉が自分でもやれるが、黒瀬と一緒なら迷わず前を任せるだろう。強力な本線となるし、小玉にとってもV機が拡大する。
対するは中川聖大、佐藤健太、加倉正義の福岡ライン。柔軟な立ち回りを身に着けた中川は前期3Vを果たすなど成績が大幅アップ。ただ、最近は頭打ちの感もあるので、実力者2人を背負うここで積極的に攻めてきっかけをつかみたい。中川が主導権を奪う展開なら、佐藤には絶好の勝機。抜群のダッシュ力を誇る佐藤もこれまでになかったような安定感で、前期は2Vしている。番手できっちり仕事をしながら抜け出すか。また、九州ではレインボーカップを優勝して特班してきた123期の佐藤壮志にも注目。積極性は申し分なしで、1・2班戦のペースをつかめば大駆けも。
中川繁樹に、原田隆、菊谷信一の大阪勢と近畿もまずまずの戦力。間隙を突いての一発には注意したい。