山本浩の異次元ダッシュに期待
層が厚い九州勢から山本浩成を本命に指名したい。山本の秀でたダッシュ力は後続を引き離すシーンがしばしばあるほどで、北津留翼を髣髴とさせるスピードだ。前期は1月地元小倉で完全V、さらに2月前橋でもⅤを果たしている。最近はその当時ほどの勢いは感じないが、6月松山の準決では豪快過ぎるカマシを決めて保田浩らに圧勝と一撃の破壊力は健在。佐藤健太、樫山恭柄と援軍もそろっていて、後期はVスタートといくとみた。もちろん、佐藤なら差し切り逆転は互角。自力は出さなくなったが、切れ味は健在だし、5月岸和田MNでVなど近況も申し分ない。山本の仕掛けにもピタリと続いて直線勝負に持ち込む。地元の牧剛央は福岡勢との連係では位置的に厳しいのでどう出るか。S級で苦戦したが、松岡孝高が自力で勝負する気なら任せる手はありそう。
対するはS降りの柿本大貴、長井優斗に、今井聡の東京トリオ。先陣を受け持つ柿本は1年間のS級では厳しい戦いが続いたが、A級なら機動力が通用する。マーク戦は堅実な長井らと決める。
格上の川口直人もV候補から外せない。南関同士の荒川仁辺りが勝ち上がってくるのが理想だが、自分で前々戦でも間隙を突いての一発が侮れない。
日野博幸も組み立て次第で浮上が狙えるタテ脚を備える。勝ち上がりの気配次第で注目。