地元の本郷雄がVを勝ち取る
再開までに8年を要し、待ちに待たれた熊本競輪の再開開催第2弾。本命には地元の本郷雄三を指名する。最近は若手の機動型がいれば番手に回ることも増えたが、ここは上位の機動型が手薄なシリーズで自分で自力自在に戦って戦況を切り開く。前期は1月松戸MN、4月大宮で2回優勝しているが、松戸の決勝は前が行けずにまくりに回ってだったし、大宮も単騎で後方から豪快にまくったものだった。地元同士の緒方慎太朗やチャレンジ上がりの枝村弘樹が勝ち上がってくれば話は別だが、新装400走路を自らの脚で攻略しよう。九州では島村匠も自在に立ち回って着をまとめている。場合によっては本郷の前回りを買って出るかも。
村上竜馬と木村幸希の広島コンビにとっても絶好のVチャンス。村上は小柄な体格で俊敏に立ち回り着をまとまている。前期は4月奈良MN、同月佐世保で2V。無駄のないフォームでは繰り出すまくりは松浦悠を髣髴とさせる。機動力を存分に生かせそうなので、木村とのラインワンツーは十分だ。
佐藤竜太、金子貴志の愛知コンビに、吉川希望も控える中部勢も一発は見込める。佐藤は徹底先行が売りで、6月岸和田MNでは1❸着で決勝にコマを進めた。A級に落ちても闘志健在な金子を連れているので、ここも主導権は譲れない。吉川は佐藤と同じく自力選手なので愛知勢と組むか別でやるかは流動的。S級では苦戦したものの、A級では機動力上位の存在となるので見逃せない。