千葉コンビで上位独占だ
総合力高い千葉勢が優位にレースを運びそう。本命にはけん引役となる鈴木浩太を推す。惜しくも今期は降級になったとはいえ、コンスタントに1着を取っていたように機動力はS級で通用していた。今期は7月宇都宮MNでV。決勝は地元の秋本耀や石川航大をロングまくりでねじ伏せており、ここも攻撃的な自力戦で敵を沈黙させる。鈴木の番手を回れるようなら山本健也にもVチャンス。山本も7月大垣MNで優勝しているが、この時は脚に余裕がある感じで完璧に仕上がっていた。鈴木が後手を踏まない限りV争いには絡んでこよう。また、栗本武典や須藤誠も怪我の影響なく参戦なら千葉勢はますます強力な勢力となる。
北の地で他勢の好きにはさせないと燃えるのが橋本智昭だ。以前ほど何がなんでも先手を奪って勝負ではなく、より柔軟な攻めも見せられるようになった。7月平MNでは梁島邦の逃がしてのまくりでV奪取。ここも自分のタイミングで仕掛けられれば勝てる。
小玉拓真も有力なV候補だ。降級2場所目の7月武雄MNで前々へとスキのない動きを見せてVを奪うと、8月の地元玉野では中国ラインが空中分解する厳しい展開にもまくりに転じて連続V。タテ攻撃の破壊力はさすがだし、レースも見えているので中国の援軍が手薄なのはハンデにならない。
8月別府で準Vなど小川将二郎も乗ってきた。前々に攻める自分の走りができれば東の強敵をまとめて破ってしまうかも。A級ではさすがに安定感が違う高市訓但と上位独占があるかも。
22年間S級を走ってきた牧剛央や名川豊の九州勢も忘れてはなるまい。徹底先行で売り出し中の石川や、8月松山MNで準Vなど自力自在な攻めを見せる福田要が勝ち上がってくればチャンスだ。