中村龍の地元Vに期待
7月より本格デビューを迎えた125期生4名が参戦するが、在所成績上位者は不在で混戦が見込まれる。しかしながら、地元の中村龍吉が優勝候補の筆頭格とみる。高校、大学では中長距離種目で活躍。特にインカレのマディソンでは連覇の実績を誇る。在所順位は33位ながら、第2回記録会ではゴールデンキャップを獲得している逸材だ。本格デビュー初戦の7月弥彦では準決勝こそ4着に敗れるも、予選と最終日は先行逃げ切りでシリーズ2勝。同月川崎では3日間ともに積極策に出て完全優勝を遂げた。総合力で地元Vを睨む。
4名のなかで在所順位が最も上位の小田恭介は、第3回記録会でA評価を獲得しており、在所順位は21位。ルーキーシリーズでは2開催ともに予選2で3着と確定板入りがある。また5月平塚の一般戦では、在所4位の塩島嵩をまくりで捕らえての勝利があるので、その実績も踏まえて対抗格に推したい。
ルーキーシリーズの5月函館では2度の3着がある川田真也は、7月大垣の勝ち上がり戦ではゴールデンキャッパーや在所成績上位者との同期対決で苦戦を強いられたが、同月宇都宮MNでは同期の小田と地元の川上隆義を破って初Vをゲット。ここも本領を発揮なら一発ある。
一方、125期勢以外では、前期には2度の優勝実績がある神尾敬冬は、強烈なダッシュ力が持ち味。今期初戦の7月小倉MNでも決勝進出を果たしており、125期相手でも互角に戦えそうで侮れない存在だ。
今期より降班の田村裕也は、バック回数2ケタを超える積極型。その逃走劇はここでも軽視はできないだろう。