中石湊のスピードが断然
ゴールデンキャッパーで在所6位の中石湊がシリーズの主役を担う。本格デビュー初戦の7月青森は逃げてまくって完全優勝を飾った。現在はナショナルチームに所属していて、持ち前のスピードは今開催でも屈指。ここでも優勝候補の筆頭格に躍り出る。
迎え撃つ地元の橋谷成海は、8月立川では準決で吉田優に叩かれて5着に敗れたが、7月の2場所はともに連勝で決勝進出を果たしている。自転車競技経験も豊富で、競走訓練では11勝を挙げて、先行回数も22回と積極性が高い。ここでも逃走劇を披露してV奪取を狙う。
デビューから3場所連続で予選、準決で連勝している山下祐輔は、本格デビュー後は先行主体の競走で結果を残している。
藤田祐大はルーキーシリーズの5月函館の予選1で中石を破っての大金星を挙げている。本格デビュー後は先行、まくりを器用に使い分けて連続優出と7月からの動きは上々で、V争いに食い込めそうだ。