戦歴優る伊藤慶が主役
伊藤慶太郎がこのシリーズの主役を務める。伊藤は21年11月に特昇してからS級でも力強い自力攻撃で奮戦。大きい着も目立った一方で1着も取れていて、4月和歌山では優参も果たしていた。A級戦ならやはり格上の存在で、7月川崎では完全V。先行でもまくりでも敵をねじ伏せてしまおう。地元の内田英介や、田村真広のベテランマーカーが続いてライン的にも強固だ。
吉川起也と重倉高史の富山コンビも機動力勝負で負けてはいない。両者の連係は多く、年若い重倉が前でワンツーも決まっている。重倉は前期4V。若手の番手で優勝した場面もあったが、自力でもVを勝ち取っている。重倉のVも十分だし、重倉の番手で何度も1着を取っている吉川が恵まれることも。
123期の大砲・佐々木祐太を筆頭に阿部架惟都、山田敦也の北勢も引けを取らない。佐々木はチャレンジから3月に特班し、直後の4月平塚で1・2班初優勝も飾っている。まだムラがあるものの、徹底先行で売り出しており、誰が相手でも果敢に攻めの競走で立ち向かう。阿部は5月函館記念で落車してから欠場が続いていて出走可能かは流動的。それでも実績断然で手堅い山田が番手なら問題ない。
栗本武典と中井達郎の南関勢は流れに乗っての一撃を狙う。