出走なら久田朔が中心
7レース制のチャレンジミッドナイト。出走なら久田朔が主役を務める。養成所の在所順位は39位と目立たなかった久田だが、陸上競技で鍛えた身体能力の高さは折り紙付きで能力評価は3回連続Aだった。ルーキーシリーズ最終戦の準Vでハイレベルなスピードもしっかり体感して臨んだ本格デビュー後は順調そのもの。7月高知は中団先まくりで船山真の追撃を振り切って優勝し、8月宇都宮MNも地元の岡部陸や高橋舜を快速まくりで下して連続完全V。10日からの京王閣MNで特別昇班していなければ不動の本命だ。思い切りの良い自力攻撃をここも炸裂させる。
久田が不在なら、岩元叶馬、藤井優希、森柾斗の残った125期勢による三つ巴のV争いだろう。中では岩元が7月富山で完全Vの実績がある。ゴールデンキャッパーらしい強烈ダッシュが売りで、富山の決勝はロングまくりを決めて川上隆らを5車身千切る圧勝劇だった。ただ、この富山以外は準決で負けたようにまだ粗削りな面がある。
先行力評価なら藤井。養成所時代は岩元も先行回数が多かったが、藤井は125期で一番の先行回数を誇っていた。本格デビュー後も持ち味を崩しことなく戦い、7月奈良1着、高知MN1。奈良の決勝は特班した栗山和に真っ向勝負を挑んでおり、ここも臆せず積極策でVを目指す。
森も本格デビューしてまだVこそないものの、3場所全て決勝に乗って、8月高知は1着と順調。高知の決勝のように前々で俊敏に立ち回って新人対決を制するかも。
荻原寿嗣、阿久津浩之、眞砂英作も新人とのスピード戦に食らい付いていく。眞砂は森や藤井の番手を回れる可能性があるので特に警戒したい。