総合力から佐方良を指名
失格点で降級となったが、S級でも存在感を発揮していた佐方良行が今シリーズの主役を演じる。若手機動型の後位を固めることが多くはなったが、いざとなれば自力を出して立ち回れる。7月小倉着では“先行一車”だった小松原正登を豪快にまくって優勝を飾っている。九州の機動型の田川翔琉と利根正明の両者は7月に落車しているが、自分でやっても勝てそうだし、1・2班戦でもやれそうな123期の徳永泰粋が勝ち上がってきて先行基本の積極策で別線に対抗してくれればチャンスは拡大する。
小松原と四宮哲郎の近畿勢も互角に渡り合える。小松原は2月と6月向日町で前期2V。7月の小倉では初日、2日目は佐方に先着できていたが、決勝は佐方にまくられてしまった。ただ、決勝は小松原の番手だった四宮が競られたのも影響した。今度こそラインの力で勝ちにいく。