実績面で小川三がリード
本格デビュー後2度の優勝を手にしている小川三士郎が今シリーズをリードする。ルーキーシリーズでは初戦の5月富山の予選1で逃げ切り勝利を挙げて決勝進出を果たすと、本格デビュー後はここまで最終バックを取る積極策で2Vの実績を誇る。その機動力は同期が相手でも一枚上で、V候補の筆頭格に躍り出る。在所10位の船山真生も負けてはいない。本格デビュー初戦の7月小倉MNでは決勝戦で阿部英、松本昂を相手に豪快なまくりで一蹴しての完全優勝。同月高知でも準Vとここまで6戦5勝と好成績を残している。この四国両者は連係でも別でも両者での好勝負となりそうだ。
迎え撃つ地元の小山峻汰は、在所70位ながらも本格デビュー後はまくり、追い込み中心に柔軟な立ち回りで、7月高知MN、高松では予選、準決で白星を挙げて決勝までコマを進めている。初の地元戦でV争いに加わりたい。降班後1V、準V2回と新鋭相手にそん色のない活躍をみせている川野深もまくり中心の自力自在戦でV争いの一角を担う。この九州両者は侮れないだろう。
直前の8月小松島では決勝進出を逃している細中翔太だが、7月佐世保、8月高知とまくりで連続Vを決めている。モツれるようなれば出番はありそうだ。