小堀敢が地元で初Vだ
小堀敢太が地元でデビュー初Vを飾る。自転車競技で実績を残して競輪界入りし、養成所でも能力評価でオールAを獲得した精鋭。ルーキーシリーズから常にV争いを演じていて、ここまでVがないのが不思議なほどだ。とはいえ、レースを見ての通り機動力は新人の中でもトップレベルで、狙いすましての一撃を放って同期対決に決着を付ける。
125期勢の力勝負になりそうで、川上隆義、中島竜誠の関東勢が相手。5月当所でのルーキーシリーズ覇者の川上は、本格デビュー後も結果を出している。予選、準決を連勝しての優参を重ね、8月川崎では待望のチャレンジ初Vを3連勝で達成。持ち前のダッシュに加えて、レースセンスもあるので組み立て次第で連続Vは十分。中島もレースに慣れてきて7月向日町での準Vなど成績上昇中。特にスピードに乗ったまくりには威力があるので侮れない。
同期対決に臆せず先手を奪っていきそうなのが藤井優希。降格後は優参続きの藤田洋平が勝ち上がってきてラインの競走ができれば大きなアドバンテージとなる。養成所時代から貫いてきた徹底先行で初Vを奪い取るか。
思い切りの良さは瀧川幸広も目を引く。カマシが得意だが、チャレンジを走るようになってからは長い距離を踏む競走を心掛けていて、結果も付いてきている。ここも伏兵に止まらずV争いのカギを握る存在となるかも。