橋本智がパワーで圧倒
S級でもパワー先行で鳴らした橋本智昭。さすがにA級では一ケタ違うパワーで別線を沈黙させている。直近3場所の成績は7月大垣MN❷着、同月平MN❶着、8月富山❸着と申し分ない。最近は展開に応じて先行とまくりを使い分けていて、安定感も出てきた。タイミングよく仕掛けて優勝をものにしよう。地元のベテラン佐々木省司が橋本とタッグを組む。46歳ながら差し脚、位置取りともにしっかりしていて、当所は6月に参戦して❷着と好走した。北日本ワンツーは有力だ。
伊藤慶太郎もS級で善戦していた機動力の持ち主。航続距離が長く、先手を奪うと強じんな粘りを発揮する。前期のS級戦は同格戦で連がらみが多かったし、7月川崎では3連勝で今期初Vを達成すると、8月立川では2V目をゲット。好機に仕掛けてハナに立てれば勝ち負けに持ち込める。
前期のS級戦では、時々連に絡む程度の成績だった飯田憲司だが、降級した今期は成績をまとめている。初戦の7月小田原でいきなり優勝をゲットすると、その後も優参を続けている。展開がもつれるようだと、自在戦を奏功させて浮上してきそうだ。
ラインの総合力なら中部勢も見劣りしない。先陣を受け持つ長屋秀明を藤原誠と坂上忠克が援護なら充実の布陣。