先行力光る岡部陸
ルーキーシリーズはあまり振るわなかった岡部陸斗。だが、本格デビューを果たすと、まるで水を得た魚のごとく先行力を発揮しはじめた。7月大宮、同月小田原を6連勝すると、8月宇都宮MNは212着と素晴らしい成績だ。特別昇班こそ成らなかったものの、大宮の準決以外のレースは先行していて、積極的なレース内容も高く評価できる。自信も付けてきたはずで、主導権を握っての押し切りに期待した。
在所成績は第8位の野村賢が最上位。19勝のうち13勝は自力によるもので、機動力はかなりのレベル。ルーキーシリーズの5月富山では11❸着と好走している。本格デビュー後の成績は、7月高知MN1❹着、同月佐世保1❸着、8月武雄MN1❻着、同月福井2❸着。組み立ての甘さがあってまだVに手が届いていないが、予選、準決は連を外していない。好スパートできれば首位に躍り出る場面も。
本格デビュー後は、順調そのものの佐々木亮太の単にも魅力を感じる。在所成績は第62位に甘んじたが、7月大垣1❷着、同月弥彦1❶着、8月函館1着。同月取手1❹着。機動力を遺憾なく発揮できれば好勝負に持ち込める。
在所成績は第70位の小山峻汰ながら、7月は高知MN、高松ともに連勝で優参。ただ、8月武雄の準決で落車した影響はなさそうだが、高知の予選でまくった以外は、追い込み勝ちだし、気がかり。
松本昂大は本格デビュー戦の7月小倉2❼着。決勝で落車し、8月武雄1未着から復帰も体調が浮沈の鍵となりそうだ。