負けられない郡司浩
今年は4年間維持したSS班の座を手放した郡司浩平ながら、全日本選抜で優勝し、真っ先にグランプリの出場権を手中に修めた。ダービーでは二次予選で車体故障の不運に見舞われたが、高松宮記念杯、サマーナイト、オールスターと続けて決勝に乗っている。ビッグレースで大活躍を演じている実力者がF1戦で主役は譲れない。もちろんF1戦では素晴らしい成績を残していて、今年は4場所走って11勝、3着1回。番手戦もそつなくこなす輪界を代表するオールラウンダーだが、F1戦は自力を前面に出して戦っていて仕掛けも早く、信頼性は高い。東龍之介は3月平塚で郡司と連係していて、3日間とも食い下がりオール2着の準Vと意地を見せた。神奈川ワンツーは有力だ。
郡司を撃破すれば坂井洋だろう。オールスター着では素晴らしいスピードを披露した。好発進を決めれば主役を演じても不思議ではない。高橋築、河村雅章の地元勢はどう出るか。メンバー構成次第では、坂井との連係も考えられよう。
先手を奪うと強じんな粘りを発揮する町田太我の一発にも魅力を感じる。今年のF1戦の成績は2V、準V4回。オールスターでも一般戦ながら逃げ切って1勝をあげている。タイミングよくハナに立てると怖い。三宅達也が町田とタッグを組む。