好走が続く伊東佑
仲澤春香、竹野百香の126期、124期ナンバーワン対決が実現しそうなガールズも見ものだが、チャレンジ戦も125期生の中でも伊東佑晟、福田稔希、森崎英登がシリーズの軸で主役争いを演じよう。優劣付け難いが、伊東を本命に期待する。高校から自転車競技を始めて中距離が得意だった伊東は本デビューから白星量産で安定感は抜群。決勝が未実施だった一場所を除き4場所走った時点で7月豊橋、8月福井、9月高松とV3に、準Vが1回のほぼパーフェクトな戦績。踏み直しがきいて逃げて粘れるし、長く踏める地脚は最強の武器だろう。
福田稔希も力は互角以上。養成所の在所順位は60位、ルーキーシリーズでも目立つ成績を残していないが、7月平の本デビューで完全V。予選では積極性高い野上竜、決勝では同期の山下祐を相手に突っ張り先行に出て押し切っている。これで自信が付いたのか、8月青森、9月前橋を連続完全優勝していて、ここの前に特班している可能性がある。出走なら、伊東、森崎が相手でも出させず押し切る強いレースが期待できるが…。
森崎も地元ホームで是非とも初優勝を決めたい。養成所ではロードで活躍していた脚力を生かして記録会では2度のA評価を獲得、本デビュー後も積極果敢なレースを見せている。7月の当所MNはまだレースに慣れてなくて1着と決勝を外したが、以後は優参続きで準V2回という成績で、今回こそという気持ちだろう。中部同士の伊東とも別で力勝負して結果を出すか。
デビューしてから苦戦が続く秋末蓮、山本天平もきっかけをつかめば怖い存在とかすかも。また、新鋭同士でやり合うようならば、タテ攻撃が冴えている田村純一や、123期で先行力ある鈴木康平にも出番が巡りそう。