中村隆のVチャンスか
機動力の高さを評価して、7月平で優勝した中村隆生に白羽の矢を立てたい。中村は1年間在籍したS級では力を出し切れずにいたが、A級戦なら積極的な自力勝負でVを奪取する力を持つ。伊藤亮が後位から鋭脚を伸ばして逆転を狙う。
自在に何でもできる能代谷元と五十嵐力の神奈川勢も差はない。能代谷は展開によって器用に立ち回り着をまとめている。重鎮の五十嵐に前を任されるので、流れによっては先行も視野に攻めのレースを見せくれそう。
123期の佐々木祐太の存在も気になる。3月に特昇して初戦の4月平塚でいきなり初優勝。その後は準決を乗り切れない場所が多くて粗削りな面はあるものの、白星ラッシュでやはり脚はある。フレッシュなパワーで鮮やかに逃走劇を披露するかも。
佐山寛明と坂本匡洋の近畿勢は佐山の近況が芳しくない。本来は爆発的な機動力を持つので、きっかけをつかめば怖い存在となるが…。石田拓真、谷田泰平らの中部勢にも要一考。