混戦ムードも常次勇か
上位陣の力が拮抗したシリーズ。中では常次勇人がVには最短か。常次は7月向日町着で優勝し、8月富山も逃げて準Vなど降級後も変わらず機動力を発揮している。動きも悪くはない。大敗も見られるが、準決勝はきちんと2着に絡めていて決勝は譲っていない。吉堂将規と辰己豊の奈良コンビとタッグを組むかは流動的で、ラインの援軍がそろうかだけが不安材料か。
コンスタントに優勝を獲れている今野有樹にも魅力を感じる。四国の機動型は手薄ながら、自力兼備の差し脚は鋭く最終的に好位を占めれば突き抜けてしまうかも。
近藤翔らを封じて逃げ切り優勝を果たした9月松阪MNの内容が抜群だった溝口葵を狙ってもいい。金子貴志、山田祥明と中部ラインで決着は十分だろう。
境啓亨、寺崎祐樹、池田浩士の九州勢も混線なら。