小川三がパワーで決着
125期は5名があっせんされていたが、中石湊は特班して不在となり、高野信元は本デビュー戦で好走した後は長欠していて復帰してきても状態が未知数。三木健正、小川三士郎、松本定による三つ巴のV争うとなろう。中でも小川が主役の座には最も近い。同期の間でも“強い”と恐れられていて、本格デビューしてから5場所で2V、準V1回(5場所目の8月熊本は決勝が未実施)、着外1回と2着が1回ある以外は全て勝っている。徹底先行で鳴らしているので、同期の抵抗を早めにねじ伏せてレースを支配して押し切ろう。
チャレンジではデビューから3場所続けて準Vだった松本はそろそろVが欲しい。186㎝の恵まれた体格を生かし切るスケールの大きいレースを決勝ではまだ見せられていないが、成績はまとまっているようにスピードは小川にも見劣りしない。1期先輩ながら年下の丸林駿太が前回りを買ってまた番手戦になる可能性はあるものの、どうあれ勝負所を逃さず力を出し切るレースができるかだ。今期のチャレンジではVもある照屋将貴も勝ち上がってラインを固めそうで、その1車も大きい。
三木もデビューから評価を高めていて、小川、松本に見劣りするところはない。松本と同様にまだVはないとはいえ、勝ち上がりでは連を外していないし、決勝も阿部英、谷内健ら同期のトップクラスと真っ向勝負した結果でレース内容は上々。しっかり立ち回っての自力攻撃がハマれば初V達成は十分だろう。