迫力を増した取鳥雄
実力横一線で熾烈なV争い。狙いは絞りにくいが、G戦線で勝ちまくっている取鳥雄吾が優勝に最も近い存在とみた。共同通信社杯は着と一息不足に終ったものの、今年は早くも昨年の19勝を上回る25勝をあげている。自力攻撃には一段と迫力を増した感があり、好スパートして別線をねじ伏せよう。柏野智典は9月熊本で落車したが、続く岐阜記念を休まず走っていて体調に問題がなければ岡山ワンツーは有力だ。
東口善朋、三谷将太、中井俊亮、福永大智とそろった近畿勢を重視する手もある。一枚岩になるかはメンバー構成次第だろうが、仮に中井、三谷と福永、東口で別線勝負を選択したとしても他地区には脅威となろう。近畿勢が優勝をさらっても不思議ではない。
九州勢も山田英明、小岩大介、松岡辰泰と戦力は整っている。軸になるのはビッグレースで存在感を示している山田だ。オールスターでは一次予選1など2勝をあげると、共同通信社杯では着と3連対を果たしている。松岡も7月玉野で優勝すると、8月前橋は3連勝していて動きはいい。