志田龍を指名も大混戦
自力型がズラリとそろい熾烈なV争い。グレード戦線で快速を披露している志田龍星を中心視した。4月川崎記念以降は勝ち星がないものの、9月青森記念では2着で準決に勝ち上がるなど、連がらみは少なくない。スピードは良好なので、好発進を決めて2月岐阜以来の今年2V目を手にするか。
F1戦では今年4Vを達成している石原颯から狙う手もある。そのうちの3回は3連勝だ。こちらも青森記念では1着で準決に駒を進めていた。好目標を得た福島武士もここはチャンス。8月松山G3は❷着。決勝は新田祐に惜しくも2分の1輪及ばず大魚を逃がしたものの、鋭い差し脚を披露していた。
6月奈良でG3初Vを達成した大矢崇弘は、その後も同月取手記念、8月松山G3ではそれぞれ2勝していて勝ち星が多い。持ち味である自在戦が冴え渡っている。うまく流れに乗って自力を出せれば勝ち負けに持ち込める。
九州勢では6月四日市、8月佐世保でいずれもVと調子を上げてきた上田尭弥、8月名古屋、9月佐世保はともに連勝で勝ち上がった林慶らが侮れない。目標が豊富な吉本卓仁も勝機がありそう。