同期対決を松本定が制す
オールチャレンジ7レース制ミッドナイトは125期5人のV争いだが、ここまでのV実績となると角宗哉の1回のみ。誰が優勝しても不思議ではないが、松本定を本命視したい。松本は適性試験も含めて9回目の試験で合格し入所を果たした苦労人。だが、ルーキーシリーズは5月平塚341着、同月松山233着と確定板を外したのは1回のみだったし、本格デビュー後の成績も上々。9月までに準Vが4回と優勝までに本当にあと一歩。不動會で鍛えられる長身レーサーながら意外と器用な面も。勝ち上がりはパワーで他を沈黙させ、決勝は冷静にレースを見極めて今度こそVを決める。
岡部陸や福田稔、川上隆と同県同期の選手がそろって大活躍しているだけに貝原涼太も気合が入る。アマ時代には中長距離種目で全国大会を制している貝原はデビューもさすがに安定している。こちらはここまで準V2回。8月函館MNの決勝は今回も対戦がありそうな福田健太との二分戦で終始先手を譲らず2着と惜しかった。機動力を存分に発揮ならそろそろ押し切りがあって良い。
角は9月小田原で初日に当日欠場してから出走していないので狙いを下げたが、8月小松島決勝で小川三士郎を豪快にまくって圧勝したスピードは、松本や貝原をも上回る。万全なら本命視が相応しい。
北のニューフェイス福田も初Vに闘志を燃やす。デビューしてからは持ち前のダッシュでアピールしていて準Vが2回。好機に飛び出せば一発は十分だろう。