機動力上位の棚瀬義を信頼
今期4度のVがあり、競走得点は95点台と大きくリードする棚瀬義大が今シリーズの主役だ。1班に昇班し、初日特選スタートとなったが、底でも2勝、2着4回とほとんど連を外していない。抜群の先行力を生かして別線を完封しよう。中部では石田拓真も10月函館着で豪快なまくりで1・2班戦初の優勝を飾っている。今期に入ってからは先行とまくりの機動力を駆使して決勝に進出する場面も増えていて、富永益生を連れて棚橋と別線勝負でも、地元の舛井幹雄も含めて中部で結束でも有力な連候補となる。
橋本宇宙、河崎正晴の2枚の機動型を擁する九州勢も負けてはいない。橋本が9月岸和田MNで落車しており状態面に不安が残るが、万全ならばV候補の一角。河崎は10月久留米MNで番手まくりで優勝を手にしているように番手戦も苦にしないタイプ。この九州機動型を樫山恭柄がしっかりと盛り立ててラインから優勝者を出すか。
水谷好宏と山本巨樹の大阪両者も黙ってはいない。水谷は8月名古屋MN、9月福井、10月四日市と3度のVを飾り、前期S級の意地を見せている。山本もタテ脚は鋭く、この大阪コンビの一発には警戒したい。
降級後はオール優参していてV1の木村幸希は同地区の目標不在も、10月松山MNの決勝戦ではA級上位の片桐善を最終ホームで叩く積極策を披露していた。ここも意表を突いた走りを見せる可能性があり、その動向には要注意だ。