塩島嵩に期待も激戦
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塩島嵩一朗
上位陣の脚力が拮抗したチャレンジ戦で一筋縄ではいきそうにないが、塩島嵩一朗にまず期待したい。在所5位のゴールデンキャッパーで素質の高さは折り紙付き。レースの組み立ての甘さが出て期待を裏切る場面もあったものの、8月立川で3連勝して初V。その後は落車で右鎖骨を骨折するアクシデントがありながら、復帰戦の9月平塚で2V目を達成している。本格デビュー戦の決勝で敗れた永井哉多ら強敵が相手でも、レースの流れに乗って好機にスパートを決められれば押し切れる。
一番怖いのは121期の永井か。失格点があってチャレンジに逆戻りとなっただけで、前期には1・2班戦で優参も多かった機動型だ。今期は2V、準V1回。125期勢相手でも、1・2班戦で逃げ切りVがあった機動力に、経験値の高さも生かして互角以上に渡り合える。
ルーキーシリーズから存在感あるレースを続けてきているのが小堀敢太だ。長い距離が踏めて1着での勝ち上がりが続いている実力を考えれば未だに優勝がないのが信じられないほど。決勝となると固くなってしまうのか詰めの甘さが出てしまうが、逆に力を出し切れればここで初Vを決めても全く不思議ない。
三木健正も優勝には届いていないが、レース内容は良い。勝負所で思い切って仕掛けられる度胸があるし、準決では同期を立て続けに破っていて一発の期待は持てそう。
水谷亮太は予選で飛ぶシーンもあるなどまだ経験不足を感じさせるところがあるが、先行勝負に徹して9月豊橋1着のヒット。ノーマークにするには怖い選手だ。
地元の藤原夏志は本デビュー戦、2戦目と連続優参と上々のスタートを切ったはずが、以降は準決が壁となっている。ただ、敗れた相手を考えればそこまで悲観する必要はなさそう。組み立て次第ではV争いにも加わってくるケースも。