山崎賢が快速を披露
今節のシリーズリーダーは世界選ケイリンで金メダリストに輝いた山崎賢人だろう。パリ五輪代表にはなれなかったが、その悔しさをぶつけるべく、今年初戦となった6月久留米記念で見事優勝を果たし、存在感をアピール。9月共同通信社杯でも決勝に進出するなど、引き続き好調をキープしているとみて良さそう。九州勢にとってはこの上なく頼もしい機動型だけに、今シリーズも力強い走りでけん引する。そのほかにも今年のG3を3Vの阿部将大や、園田匠、松本秀之介と駒がそろいにそろっているだけに、層の厚さは九州が一番といえる。
キレ抜群の小倉竜二も忘れてはならない。経験に裏打ちされたテクニックと、鋭い差し脚は未だ健在。また、ハンドル投げの技術は日本一といっても過言ではない。中四国地区の精神的支柱となって、地元の福島武士や、柏野智典、太田竜馬らをまとめあげて他地区に襲い掛かる。
そのほかにも山本伸一、山口富生など個性豊かな選手が登場するだけに、激しい一戦が繰り広げられそうだ。