パリ五輪戦士の太田海が主役
パリ五輪で日本代表として世界と渡り合った太田海也が今シリーズの主役。五輪後は帰国直後に8月のオールスターを着とシリーズ3勝。疲れを感じさせず、世界基準の力を大いに発揮した。9月共同通信社杯では着だったが、F1戦なら組み立ての甘さを問題にしない脚力の違いがある。ここもデンマークでの世界選から帰国直後のレースとなる予定だが、ナショナルチームで鍛え抜かれたスピードを武器に、今シリーズこそ最高の結果を目指す。
気配が良さそうなのは永澤剛だろう。9月青森記念では1❺着と3連対で決勝戦に進出。直前の福井での落車の影響を感じさせない走りを見せていただけに、今シリーズも期待がかかる。援護には定評があるだけに、実績ある小松崎大地と力を合わせて奮闘を誓う。
九州勢では小岩大介と後藤大輝にもフォーカスをあてたい。小岩は9月共同通信社杯で着と苦戦したが、ここでは脚力上位の存在。ガッツ溢れる走りで最後の直線勝負に持ち込む。後藤は持ち前の突進力を武器にグレード戦線でも存在感をアピールしている。九州の先導役として大車輪の活躍なるか。