自力攻撃冴える根田空
豪快なカマシ、まくりで別線を圧倒している根田空史が優勝候補の筆頭だ。8月松戸記念では一次予選、二次予選を逃げ切ると、オールスターの一次予選1は先行して2着に粘り、和田健と千葉ワンツーを決めた。スピード、航続距離ともにハイレベルで、主導権を握って押し切ろう。岡村潤、嶋津拓弥が根田に続いて南関ラインを形成する。最近は一息不足の感もある岡村ながら、根田とは連係実績が豊富。3月伊東G3の二次予選でワンツーを決めている。
差し脚鋭い嶋田誠也は、伊藤旭に前を任せて地元Vを狙う。その伊藤は共同通信社杯では着と3勝をあげており、素晴らしいスピードを披露していた。仕掛けがツボにはまれば、九州勢で連独占の場面は大いにありそうだ。
桑原大志、晝田宗一郎の中国コンビも差はない。桑原は48歳の大ベテランながら差し脚に陰りは見られない。高松宮記念杯で決勝に乗ると、オールスターでは着と3連対を果たしている。チャンスが巡ってくれば、ものにできる状態にある。
宿口陽一、鈴木竜士の埼京勢は鈴木が前で戦うか。鈴木は9月富山1着、優参は成らずも2勝の動きは悪くなかった。宿口は競走得点今節トップ。好展開が巡ってくれば首位に躍り出てもおかしくない。