出走なら鈴木浩が主役
降級の今期は脚力の違いを存分に示している鈴木浩太。強烈なダッシュ、スピードで繰り出す自力攻撃の破壊力は強烈で今期は完全Vが3回ある。ただ、9月伊東、平塚の連続完全Vで、18日からの宇都宮はS級特進を懸けての出走となった。ここ出走なら当然本命だが果たして。
鈴木が不在なら幸田望夢と阿久津修の栃木コンビがV争いをリードする。幸田も今年1月に降級してからは意識的に積極策を多用し、脚力アップに成功。今期も7月大宮、9月松山、10月宇都宮MNで3Vを飾るなど抜群の成績を挙げている。当所は8月に走って着だったので、今回はきっちり勝つ。阿久津も10月函館着など降級の今期は手堅く着をまとめていて、両者で上位独占は有望だ。。
駒数豊富な九州勢が遠征軍に待ったをかける。ただ、林昴と那須久幸の地元コンビと甲斐俊祐、佐方良行でラインを2分する可能性がありそう。甲斐は8月別府で小川将や梁島邦を倒してのVが光る。逃げたときの末の粘りはやや物足りないが、チャンスが巡れば逃さない状態だ。甲斐の番手を回れれば佐方にも絶好の勝機となりそうだが、7月小倉で優勝して以降はずっと好目標がいても差せずにいて、実に6連続準Vに終わっているのはどうか。
地元コンビも黙ってはいない。安定感には欠ける林だが、相変わらず先行基本の積極策で押し通して、10月松阪の準決は伊藤稔を封じて逃げ切り勝ち。那須を連れて波乱を呼ぶか。
宮崎康司と森本桂太郎の四国勢はどちらも自力があるのでタッグを組むかは流動的。ただ、直近5場所でV1、準V2回と好調な宮崎には警戒したい。