特別昇班をかける塩島嵩
第125期生5名が今年の青森競輪最終戦を盛り上げる。
中でも塩島嵩一朗は在所成績第5位にランクされた好素材で、記録会ではゴールデンキャップを獲得したスピードの持ち主。10月岸和田MN、同月宇都宮を6連勝していて、今シリーズは特別昇班をかけての参戦だ。自慢のスピードを遺憾なく発揮して主役を演じる。
対抗格は渡邉壘だ。在所成績は第9位で、こちらもベストテン入りを果たしている。ルーキーシリーズは5月平塚11❼着、同月函館22❷着と気を吐くと、本格デビュー後は、8月富山、同月取手を連覇するなど実力を誇示した。9月函館の決勝で落車し、その後は2場所を欠場したのは気になるが、体調に問題がないようなら逆転候補の一番手。
中村龍吉も差はない。在所成績は第33位ながら、記録会ではゴールデンキャップを獲得しているように、潜在能力はかなり高い。7月川崎から10月函館までの7場所は、オール優参して2V、準V2回、決勝3着3回。常に優勝争いを賑わしている。タイミングよく仕掛けて主導権を握れば勝ち負けに持ち込める。
地元の吉田優斗も黙ってはいない。本格デビュー後は決勝を外しておらず、1V、準V2回。好スパートを決めれば一発ある。