弟子との連係が叶えば吉本哲

吉本哲郎
浮島知稀、依田翔大の上甲勢と黒瀬浩太郎の同期対決に注目は集まりそう。期待したいのは黒瀬に吉本哲郎、増原正人で並ぶ広島ラインで、弟子の黒瀬を目標に抜け出しを図る吉本を本命に推す。直前の10月久留米で落車失格していてデキには不安が残る黒瀬だが、123期ナンバーツーのプライドがあるし、師匠を背負うとなれば後手は踏めない。強引にでも黒瀬が仕掛けて出れば、あとは吉本次第。一時ほどではないにせよタテ脚健在な吉本なら決めてくれるだろう。
対する浮島にも、依田、城幸弘で続いて上甲ラインが出来上がる。S級特進に失敗した8月青森からリズムが狂ってしまった感じの浮島だが、しっかり先手を取って勝負はできているし、きっかけ一つでまた快進撃が始まりそう。もちろん、浮島が先制を決めれば依田、城にもチャンス。特に実績上位でキャリアがある城は3番手からでも突き抜けは十分。
123期対決に加わりたい地元の山田駿斗が勝ち上がってくるのが一番だが、ダメでも飯田憲司、長谷部翔の静岡勢もV候補から外せない。飯田は降級の今期2V。レースの流れを見極めてまくり一発の魅力がある。
また、自在に立ち回る中村弘之輔、伊藤奎の北勢や和泉尚吾も上り調子なだけに軽視できないだろう。