地元の塚本瑠が貫録を示す
ルーキーキラーとしての活躍を遺憾なくみせている地元の塚本瑠羽が主役だ。失格のペナルティーの影響で降格しただけで1・2班戦でも優勝を獲っていた先行型だけにチャレンジでは格が違う。ここまで7Vを果たしている。新鋭たちの動向を見極め、狙いすました一撃を決めてねじ伏せてしまおう。
対するは125期のニューフェイスたちだ。まずは徹底先行で売り出している角田光。角田は8月函館で完全Vを飾っている。決勝は打鐘から勢いよく飛び出しホームで同期の山下祐を叩いてそのまま押し切り勝ちだった。その後はVこそないが、安定はしており、持ち味のダッシュ力を生かし好機にスパートなれば敵を完封も。
勢いに乗っているのは川田真也だ。10月弥彦を2着で通算2V目をゲット。決勝は角田らとの新鋭対決を力ずくのまくりで決着を付けた。長い距離を踏める脚質を武器にし、ライバルたちに立ち向かう。
川越宏臣も走り幅跳びで鍛えたバネを使ってキレのあるダッシュを披露する。川越はまだ優勝はないものの、決勝には安定して進めているし、塚本と並んで格上レーサーの永井哉多との東京コンビは魅力たっぷり。今期3Vの永井はチャレンジでは柔軟に立ち回っている。川越に加えて川田との連係も可能なここも絶好のV機と言えそう。
自転車競技歴が長く実績もある入田龍馬も黙ってはいない。瞬発力、ダッシュ力は非凡なものがある。持久力が課題も持ち味生かす組み立てができれば初優勝も狙えそうだ。