機動力上位の荒木貴
今期3Vの実績を誇り、競走得点は94点台と大きくリードする荒木貴大が優勝候補の筆頭格だ。10月伊東MNで連続優出は途切れてしまったものの、11月立川で今期4V目をゲット。自力はもちろんのこと、番手戦も苦にしない。ここは9月別府、10月立川と落車が続いたものの、その後の同月弥彦でしっかりと決勝進出を果たした田村真広と関東タッグを組んで、優勝を目指す。
今期の優勝回数では荒木に次ぐ3回の菅原裕太は、その優勝すべてが番手での競走と近況は前を任せるケースが多くなっている。しかしながら自らが前回りとなれば、自力自在戦でしっかりと結果を残しているだけに、ここでも展開を見極めた攻めの走りでV争いに加わってくるだろう。菅原とは同県同期で好連係を決めたい稲葉一真は、今期は白星こそ手にできていないが、優出も多く、2度の決勝3着がある。この静岡コンビでのワンツー決着も十分。
層の厚さは中部勢で、吉川起也と地元の若手である出口謙一郎の2枚の機動型が軸となる。他にも後藤彰仁、舛井幹雄、坂上忠克とベテランマーカーがそろっていて、戦力は充実しているので、そろって勝ち上がるようならばVチャンスも広がりそうだ。