安定感を重視して重倉高
来期1年ぶりにS級に返り咲く重倉高史を本命に推したい。重倉は決勝の常連なだけでなく、決勝での確定版入りも多く非常に安定感がある選手。直前の11月大垣MNでは常次勇の番手という絶好の勝機を逃さずV奪取。まだまだ自力でも戦える重倉だが、同地区に若手の機動型がいれば前を任せることも増えてきているので、10月富山で復活のVを奪った堀兼壽や売り出し中の尾方祐仁の岐阜勢との連係も視野にV奪取を目指す。
注目は125期の新鋭・南部翔大だ。チャレンジは8月に卒業。1・2班戦も4場所走った時点でオール優参し、10月富山では早くも優勝もしている。近畿の援軍がやや手薄なのはマイナス材料となりそうだが、まくりも得意なので冷静に戦況を見ながら仕掛けての一撃は十分だろう。
森山智徳に、浅見隼、飯田裕次、良永浩一の福岡勢と層が厚い九州勢も侮れない。特にS級での実績も十分で格上的存在の一発には警戒が必要だろう。
近藤翔馬と佐竹和也の四国勢も忘れてはならない。降級してから意外にもまだVがない近藤ながらコンスタントにV争いには絡んでいる。
相手が誰でも徹底先行の姿勢を崩さない高井流星と野崎将史の岡山コンビもチャンスを窺う。