メンバーがそろった九州勢
傑出した若手機動型が見当たらないここ、九州勢が優位にレースを運ぼう。軸になる森山智徳は直近で5年半、通算で10年S級の座を守り、来期には再びS級を走る実力者。9月高松から4場所続けて決勝を逃す苦しい時期もあったが、10月久留米では佐藤壮のカマシに乗ってV奪取と盛り返してきた。得意のまくりを主に自力も健在だけに、浅見隼が率いる福岡勢と別線になってもVには最短とみた。もちろん、浅見に西田大志、樫山恭柄が続く福岡勢も優勝者を出せる勢力だ。準決が壁の時期を乗り越えた浅見の先行力はここでは最上位の評価ができる。
来期は初のS級が決まっている和泉尚吾も充実一途の近況だ。最近は戦法の幅を広げてきているが、機動力の高さは相変わらず。森安崇之との四国コンビに期待する手も。
ムラな下岡将也だが、ダッシュを利かしたタテ攻撃の破壊力はVを狙えるレベル。来期にはS級に復帰するので、この辺で一発を見せて弾みを付けたい。