ビッグマン藤井優が逃げ切る
125期対決だが、ビッグマンこと藤井優希にV機到来とみた。徹底先行を看板に、9月函館MNでは小堀敢、川上隆-中島竜の同期勢を完封して初Vを決めて驚かせた藤井。その時よりも警戒される存在となったが、本人も自信を付けて1着での勝ち上がりが続いている。10月武雄の準決は、今回も一番のライバルとなりそうな佐藤大地の追撃を押さえて逃げ切り勝ち。ここも走りに迷いはない。同じ中国地区で細中翔太もV候補に挙げられる。7月佐世保、8月高知と連続優勝した実績もある。藤井との連係はなさそうだが、実はまくりのスピードは一級品なだけに単騎でも一発は十分。
本格デビュー戦の7月和歌山で優勝した後はなかなか優勝が獲れない佐藤ながら、準Vは3回と常に好勝負を演じている。自慢のダッシュを生かして好機に踏み出せれば、藤井らをまとめてねじ伏せてしまえるだけのポテンシャルは持ち合わせている。
ド先行の藤井に早めから力勝負を挑むなら福田健太か。まだ優勝はないが、アマチュア時代の競技歴は申し分なく、脚力では今回のメンバーで最上位と言ってもよさそう。まだレース運びに甘さが残るものの、一気攻撃を決めてのV奪取には期待が持てる。
125期勢相手なら割り切って番手戦も含め、総力戦で挑んでくる岡本翔も忘れるわけにはいかないだろう。意外な一発があるかも。