貫録を示すか荒井崇
戦歴で群を抜く荒井崇博が優勝候補の筆頭だ。直近4カ月の競走得点は116点台で、他を大きくリードしている。オールスターでは予選を3連勝で準決にコマを進めると、共同通信社杯では決勝に乗っている。ここは西日本スジで小川真太郎を目標に勝機を見い出すとみた。その小川も調子は上向き。9月玉野で今年の初Vを手にすると、10月松阪は準V、寬仁親王牌着。惜しくも4分の1輪差で決勝を逃がしたものの、伸びは悪くなかった。
スピード光る大石崇晴にも食指が動く。最近はF1戦で決勝を外す場所が目立つが、11月防府記念では2着と好走している。好機に仕掛けて主導権を握れば好勝負に持ち込める。大石には中近スジで西村光太が続くか。差し脚は冴えているので、大石次第では連に浮上してきそうだ。
関東勢は自力型が手薄なので、吉澤純平が先頭で総力戦か。吉澤は今年3Vを飾っているので、自在戦が奏功なら怖い。地元の木暮安由が吉澤を盛り立てる。
大森慶一、内藤宣彦の北日本勢は位置取りが浮沈の鍵となりそうだ。