菊池仁に勝機が到来

菊池岳仁
上位の機動型が少ない開催。こうなれば菊池岳仁に絶好の勝機が到来か。ビッグレースではまだ力不足を感じさせる菊池だが、11月四日市記念は2着で準決に勝ち上がるなど着実にレースの中で力を発揮できるようになってきた。追い込みには格上の選手がズラリとそろうが、動じずに出し切る競走に徹すれば、町田太らを破った6月弥彦以来のVが見えてくる。河野通孝がしっかり食い下がる。
渡邉雅也、岡村潤の地元勢との連係から勝機を見出す小原太樹も有力なV候補となる。寬仁親王牌の準Vは流れも向いたが、それをモノにできるだけの実力があってのこと。渡邉がドップリまくりに構えずに、勝負所で迷わず仕掛けてくれれば伸びてきそう。もちろん、地元コンビもここはV奪取へ気合が入る。
競輪祭では着でダイヤモンドレースに乗る活躍を見せたのが永澤剛だ。弱気な発言とは裏腹に動きは軽快。気心知れた坂本貴史が後手を踏まずに攻めてくれれば、シャープに伸びてきそう。
大石崇晴が先導役で、中井俊亮、渡辺十夢が続きそうな近畿勢も台頭があって不思議ない。
混線だけに、吉田敏洋、山口富生、上田国広の中部勢も侮れない。