志田愛がV争いをリード

志田愛希飛
オールチャレンジの7レース制ミッドナイトは、レインボーカップで特班していないことを条件に志田愛希飛が優勝候補筆頭になろう。志田の兄は岐阜の先行レーサー志田龍星。兄を追いかけ選手になった志田はサッカーで鍛え抜かれた身体能力を生かしてデビューしてから6Vを果たしている。11月西武園では特班にも挑戦し準決で同期の三木健の先行を捕らえ切れずに2着に終わったが、スピードの切れはチャレンジでは抜けている。その西武園の決勝は好位確保からまくってV。三木にリベンジすると同時に、今回も対戦が予想される西岡利起も破っている。ここも逃げて良し、まくって良しの豪脚でV回数を伸ばしていく。
西岡利起にも勝機は大いにある。適性出身でまだ粗削りな面は残るが、養成所ではゴールデンキャップも獲得した素質の持ち主。9月平では1着で強敵相手に優勝もしている。レースでその実力をフルに発揮なら24年をV締めは十分に考えられるところ。
北のサラブレッド・齊藤英伊須の父はS級でも走った紳一朗。その血を受け継ぎ養成所ではオールA評価を取り、本デビューしてからも決勝は1度しか外していない。まだ優勝はないものの積極策でライバルたちに立ち向かう。三浦大輝も自力で奮戦しているが、ここは齊藤に前を任せて好結果を目指す方向になるか。
オールドルーキーの寺師幸成も気持ちは負けていない。寺師はサラリーマンから転身し、自転車競技経験はないがガッツある競走は見逃せない。レースにも慣れてきて11月立川、同月熊本で2場所連続優参するなど順調に成績も伸ばしている。若い同期相手でも主導権は譲らないだろう。