百戦錬磨の佐藤慎が勝つ
今節のシリーズリーダーは佐藤慎太郎だ。24年までS級S班として戦い抜いたが、今年はS級1班としてライバル達を迎え撃つ。経験に裏打ちされた戦術眼と、堅実な走りには定評があり、チャンスは逃さない。近況は競輪祭で2回落車後、12月の佐世保記念で実戦復帰すると、着の成績。決勝進出はならずも、動きはまずまずだった。追加を受けて1月平を走り、新年2戦目となる今節も北日本スジの目標は手薄で試練が続くが、気合の入った走りを披露して最高の結果を目指す。
和田真久留もV争いには加わってくるだろう。12月玉野で行われた広島記念を着で終えると、その後は2場所続けて欠場。状態面が気がかりだが、走る以上はしっかりとパフォーマンスを発揮するはず。人の後ろを回ることも増えたが、まだまだスピードは一級品で自力戦でも十分通用する。山賀雅仁などとの南関結束は強力といえる。
そのほかには自在性がウリの山田久徳や、ガッツ溢れる村田雅一の近畿勢も軽視はできないし、12月静岡1着の激走の記憶も新しく復活ムードの皿屋豊を筆頭に、坂口晃輔、志智俊夫、笠松信幸と中部勢も役者がそろった印象だ。