近藤俊が貫禄を示す
上位勢の過半がS級下がり。力が互角で誰が優勝してもおかしくはない。機動力評価では積極性で上回り、12月広島記念でも1勝を挙げるなどS級で一発あった望月一成が一番手だろう。その望月を目標にできる近藤俊明に利があるとみる。近藤は10年ぶりとなる降級で戦歴と実績はライバルたちより上位。望月を好操縦してA級Vスタートといこう。
北勢は藤根俊貴と高木翔のS降り岩手コンビが奮起する。藤根は精彩を欠く走りが目立つ近況だが、6月松戸、7月宇都宮で優参するなど散発的にヒットもあった。A級となれば自力でしっかり着をまとめる期待が持てそう。藤根と組む高木は過去のA級ではタテ脚上位なところを見せ付けて好走が続いていた。自力はもう出ないとしても藤根がよほど後手を踏まない限りは突き抜けてきておかしくない。
吉田茂生、松山桂輔、松田大の中部勢も力を合わせて敵に立ち向かう。吉田は番手を回ることが増えたが、同地区に積極的な先導役がいない場合はまだまだ自力を出す競走もあるし、A級なら積極策を視野に入れて戦う場面もありそう。ここは地元の松山や松田に任されれば果敢に風を切ることも。