V量産の富山コンビが中心
優勝経験ある125期生を中心に好メンバーがそろったが、積極果敢な競走でVを量産している志田愛希飛、岩元叶馬の富山コンビが優勝候補の最右翼となるだろう。志田は前期に6度の優勝があり、12月にはレインボーカップチャレンジファイナルにも選出された。またそこでは同期の伊東佑を連れて先行策を披露。自身は9着に敗れたが、伊東の特班に大きく貢献した。兄譲りの機動力でここでもV争いの中心になってきそうだ。岩元も養成所時代にはゴールデンキャップを獲得している好素材で、前期はV4の実績がある。ダッシュ力が持ち味であるものの、ロングスパートを苦にせず機動力の高さがうかがえる。この富山コンビは連係でも別線となっても力で好勝負へと持ち込みそうだ。
在所順位では両者を上回る船山真生も負けてはいない。本格デビュー後はV4、準V3回と常にV候補の一角を担う。先行だけではなく、まくりのトップスピードは一級品でここでも得意のまくり一撃を狙いたい。
地元の佐藤大地も黙ってはいない。これまでの優勝は本格デビュー初戦の7月和歌山の1度のみだが、4度の準Vがある。先行意欲が旺盛で、地元走路でも積極的な走りでV獲りに挑む。
降班組の近藤圭佑は1・2班戦でも優出のある実力者。同県の橋谷成海を目標にできればVチャンスも。