総合力優る松本貴で
混戦模様も、松本貴治を本命に指名。昨年後期にG3戦で3Vと存在感を誇示した松本はしっかりした立ち回りからのタテ攻撃という自分のレースを確立して揺るぎがない。上位に徹底先行と呼べるような機動型が見当たらないのがどうなのかという部分はあるが、与えられた条件でベストのレースをするのが使命。早めの仕掛けも考えて、地元の阿竹智史も連れ込む。隅田洋介ほ四国コンビとの連係も考えられるが、基本は自分でやるレースか。ツボにハマった時の直線一気の差し脚には定評があるので、どうあれ見逃せない存在だ。
嘉永泰斗を上位とみる手もありそう。24年は波に乗り切れないまま終わった印象があるが、暮れの12月松阪は藤井侑-浅井康の強力中部勢を破って優勝しており、キレのある自力攻撃は競輪界トップクラスの破壊力がある。一気攻撃を決めてくる可能性は十分だろう。
雨谷一樹、木暮安由の関東勢の動向も気になる。雨谷はタテヨコ兼備のタイプで、前々好位狙いはお手の物。また、先行意欲旺盛な武田亮との連係が叶えば、絶好のVチャンスとなることも考えられそう。
さらに大槻寛徳、佐々木雄一の北コンビや佐々木龍もVを争う実力者。出方が注目される。