機動力抜けた中野慎
機動力では中野慎詞が断然で本命視したい。ヤンググランプリでは優勝はならずも太田海をねじ伏せて準V。競輪にも慣れてきて、ヤンググランプリに限らず11月四日市、12月大垣と記念で連続優参するなどレースの組み立てに長足の進歩を見せている。坂本貴史や新山将史が勝ち上がってきてしっかりした北ラインができ上がるのが理想だが、そうならなくても勝負所を逃さず自分の力を出し切る競走を心掛ければ勝てる。
総合力を重視して荒井崇博を上とみても良さそう。共同通信社杯、競輪祭で決勝に乗るなど昨年の後半戦は健在ぶりを見せつけるのに十分な活躍だった。今年初戦の1月立川記念はアクシデントで準決敗退も二次予選、最終日を勝っているように引き続き脚の状態は良好。昨年V実績もあった林慶次郎を除けば西の機動型は荒井の前を回るのには役不足な感はあるものの、自分でやる事も含めて荒井はメンバー次第で柔軟に立ち回れる。貫録を示すか。吉本卓仁も成績はかなりまとまってきている。ここは荒井に付けての直線勝負で連独占を目指そう。
12月当所記念で決勝3着の活躍が記憶に新しい地元の橋本強の出方にも注意。一発ある原田研太朗が勝ち上がってきて前を任せるレースが一番考えられそうだが果たして。
青野将大も自分のレースで思う存分力を発揮できそうなシリーズだけに見逃せない。松坂洋平を連れて好機に先制なれば、持ち前の粘り腰を発揮して波乱を呼びそう。12月伊東でV、静岡でのグランプリシリーズでは連勝で決勝に進出するなど昨年終盤は大活躍だった。その勢いで新年も好スタートを切っていければここも面白い。