山田英、伊藤旭の九州勢
総合力優る九州勢がV争いをリードする。本命には山田英明を推す。24年最終戦は12月名古屋で完全Vで締めくくった山田。決勝は市橋司を足場に優勝しており、ここも地元の伊藤旭を全面的に信頼して直線勝負に懸ける。伊藤も譲れない一戦だ。やや安定感に欠ける近況ながら、グレード戦でもまくりでコンスタントに勝ち星を挙げているようにハマった時のスピードは強烈そのもの。地元戦ならしっかり勝てるように組み立てて期待に応えたいという思いが強いだろう。福岡同士の林大悟が勝ち上がってくれば大坪功一は別線となるが、直近4カ月の3連対率が6割近いだけに、車券の対象からは外せない。
内藤秀久、福田知也の神奈川の実力派マーカーコンビの動向も気になる。この2人にとって、11月に特進でS級に復帰してきた格清洋介の存在は何よりも頼もしい。11月岐阜では山崎賢らを相手に優勝する大ヒットを飛ばし、その後も卓越した機動力を発揮している格清がここも主導権を握っていくようなら流れは南関勢に向くかも。
11月奈良では後続を5車千切るまくりでV、続く12月佐世保では決勝進出。復調著しい末木浩二の一発も魅力的だ。自分でやっても怖いし、番手戦も多くなってきているので、寺沼拓摩を目標にできれば勝機がさらに膨らむ。