上昇度を買えば東矢圭

東矢圭吾
ここに来て自力攻撃に磨きがかかった東矢圭吾が優勝候補の一番手だ。昨年は12月前橋2❶着で待望のS級初Vを飾ると、ヤンググランプリ2024は3着に入っている。今年も1月大宮記念では予選を2着で準決にコマを進めた。同県の中村圭志をはじめ、山口敦也、小川賢人ら九州の追い込み勢がそろっているのも追い風。主導権を握って押し切ろう。1月立川記念の準決で落車した中村だが、同月松山3❷着、同月京王閣1着と落車の影響は感じさせない。熊本ワンツーは有望だ。
今期は1班に昇格した寺沼拓摩も機動力は一級品。1月和歌山記念では2連対を果たし、同月熊本は着、2月伊東は着で決勝に乗っている。関東の追い込み型は手薄だが、しっかりしたラインが形成されるようなら好勝負に持ち込める。
酒井雄多、新山将史の北日本勢も侮れない。酒井がスピードを活かしてレースを支配すれば、新山に勝機が巡ってくる。