小田恭に期待も強敵そろう

小田恭介
力が拮抗したルーキーそろいで誰が優勝してもおかしくはない。主役には小田恭介を指名する。小田は125回生で一番小柄な選手だが、強力ダッシュを武器に10月久留米MNでは決勝で岡部陸をまくって完全Vを飾っている。優勝はその1回だけだが、その後も着外が2回というところも魅力的。同県の大崎智久ら決勝に勝ち上がってきて援軍に回りそうな選手が北日本にそろっている点も好材料で、新年初Vへ条件は整った。
細中翔太は7月佐世保、8月高知、11月別府とここまで3V。高知決勝で見せた最終2コーナーからの高速まくりは前団がついていけないくらい掛かりが良かった。ややムラな面もあるが、岡本翔を味方にパンチ力ある一撃をお見舞いするか。
山下祐輔、鳥海創からも狙える。山下祐輔はまだ優勝がないものの、新人らしく徹底先行を貫いて本格デビューしてから決勝を1度しか外していない。鳥海はチャレンジからの出直しに燃えている。降格して初戦の1月松戸は1着。山下の番手ならVは目前だ。
ポテンシャル高い渡邉壘もV争いに加わわってきそう。度重なる落車ですっかりリズムを乱したが、徐々に復調気配。怪我する前は連続優勝した実績もあるし、切れのタテ攻撃からは目が離せない。
入田龍馬はなかなか本領発揮といかない感じがもどかしいが、アマ時代には実績を残した非凡なスピード、ダッシュの持ち主。長い距離を踏み切る競走に苦労しているが、ツボにハマれば一発も。