志田愛が激戦に断

志田愛希飛
イキのいい新鋭がそろったなかでも志田愛希飛が主役の座には最も近い。本格デビュー後は6Vを果たしていて、今開催のメンバー中ではV回数はトップ。レインボーカップでは大本線目されていた栃木トリオを叩いて主導権を握る積極策で番手を回った伊東佑の特班に大きく貢献した。養成所時代からみせていた積極果敢な走りでライバルを蹴散らそう。優参続きと禁じ絶好調の地元・臼井昌巨が自力兼備のタテ脚で志田と好勝負を演じる。
2世レーサーの佐々木亮太も優勝候補から外せない。佐々木は白星を量産しており、ここの場所には特班を懸けて出走となる可能性すらある。特に持ち前のダッシュを生かしたまくりの威力が強烈で、仕掛けのタイミングを見極めてV奪取に集中する。また、北日本では中村龍吉もデビュー後2度の優勝がある実力者。豊富な競技経験で培ったレースセンスと強じんな持久力はここでも見劣りしない。
藤田祐大は養成所時代から積極策を貫きデビューしてからもその競走は変わらなかったが、9月函館で落車し、復帰までは時間を要した。12月に復帰してからはより柔軟に立ち回る姿勢も見せており、まだない初優勝へ全力投球する。関東では楠野史尭も気になる存在だ。