山本巨が激戦を制す

山本巨樹
混戦ムード漂うも、今シリーズは山本巨樹が中心を担うか。直近4カ月の勝率は3割を超えており、連対率はおよそ5割と好結果を残している。1月松阪MNでは❶着、続く岸和田では❺着と安定した走りを披露。基本は人の後ろを回るが、目標不在ならタテ脚も繰り出せるだけに、総合力では上位といえる。同じ近畿の金山栄治や、石塚慶一郎らと連係すれば、一層強力な布陣を敷けること間違いなしだ。
底力ある小原唯志にも注目。今期から再びA級に降級してきたが、1月大垣MNは❼着、宇都宮は❷着と着をまとめ、3場所目の川崎では❶着と優勝を手にしている。スピード豊かな自力戦で、上原龍など関東の仲間と共に最高の結果を目指す。
開坂秀明も軽視はできない。鋭い差し脚には定評があり、奈良の短走路といえど直線で強襲してくる可能性は十分にある。1月玉野、名古屋MNと準Vが続いているだけに優勝は是が非でもしたいところ。上遠野拓馬などとの北日本連係で、今シリーズも強敵達に立ち向かう。