好目標を得た松尾勇

松尾勇吾
河崎正晴、松尾勇吾の熊本コンビに、稲吉悠大の九州勢がライン的に一番強力。本命は番手有力な松尾だろう。降級初戦の1月高知MNを着と堀川敬との連係から好スタートを切っており、メンバー的に先制有力な河崎の番手なら勝機は逃せない。昨年6Vの河崎の逃げ粘りに期待も、12月奈良MNのような拙走もある近況で万全のデキでなければ不安も。失格2回で降級となったとはいえ、昨年のS級では10勝、2着19回、3着18回と確定板入りが多かった稲吉を逆転含みの対抗としても良さそう。降級後も初戦の1月四日市で早速優勝している。
九州勢に対するは、鈴木謙太郎、長井妙樹の関東勢だ。鈴木は11月弥彦、12月防府、前橋MN、1月取手とここのところ急ピッチで優勝を重ねていて、勢いは誰よりもある。トレードマークの快速まくりで別線をあっさり飲み込んでしまうかも。長井は前期の終盤から2カ月の長欠があったが、1月玉野から実戦に復帰しているので体調には問題ないだろう。S級でもしぶといレースで確定板入りは少なくなかった。鈴木の仕掛けにしっかり付け切って勝ち負けに持ち込む。
今年の2場所をV、準Vと好調な野崎将史と守谷陽介の岡山コンビも流れに乗れれば一発があって不思議ない。