愛媛コンビに流れは向きそう

日野博幸
各地区の力が拮抗していて優勝候補が絞りにくいが、日野博幸と横内裕人の愛媛コンビに流れが向きそうなメンバーだ。展開によって男気先行も見せて果敢に攻める日野は40歳ながらも機動力は若手に引けを取らない。10月から決勝にも毎度進めていてVこそないが復調ムード。横内も前期のS級では苦戦したが、A級ではタテ脚が十分通用する。日野との連係で番手なら抜け出しVは十分。滝本泰行と近藤範昌の岡山コンビは滝本が前で自在戦か、愛媛コンビとの連係も考えられそう。中四国勢で長い隊列になれば強力なラインになるだろう。
野口は前期S級ではなかなか着をまとめられなかったし、さすがに自力でどうにかできる状態ではなくなったが、降級後の2場所は順調に決勝に進出。特に1月高松は着とさすがの存在感だった。今回は上位に九州の好目標が見当たらず厳しい面もあるが、同県の先輩合志正臣や地元の萱島大介に任されるようなら気合も入る。自力含みで前々に攻めていきそう。
吉田茂生と鈴木幸紀の中部勢も侮れない。吉田は同地区に若手の機動型がいると前を任せるようになり、以前のような自力は期待できそうもない。ただ、ここは若手機動型が手薄なシリーズなので、自在戦で一発は十分。