中石湊が連勝を伸ばす

中石湊
ナショナルチーム所属の中石湊が登場。もちろん狙うは完全優勝のみで、次の場所でS級特進を果たすためにも手を緩めない。スピードは図抜けたものがあるので、問題は組み立てだけ。短走路だけに立ち遅れると取りこぼす不安はあるものの、9月小田原、11月防府で完全優勝しているので問題なく対応できそうだ。小田原、防府の決勝がそうだったように早めに先頭に立って押し切ろう。降級してからは準Vが2回と安定している相澤政宏やタテ脚兼備の山本恵介が続いて北日本で上位独占だ。
牧田悠生を先導役に、柿本大貴、江連和洋らの関東勢も戦力的には整っている。牧田は23年7月に123期の先頭を切って特班してからは苦戦してきたが、経験を積んでレース運びが飛躍的に進歩した。今年に入ってからは1月別府MN着、2月宇都宮着、松戸着といつ初Vを取っても良い状態だ。宇都宮の決勝で完敗した規格外ルーキーが相手でも考えた組み立てで隙を突いていきたい。柿本も11月松戸で優勝してからは、準決敗退の1戦を除いて全て決勝で確定板入りしている安定ぶり。まだまだ自力主体の走りなので、牧田と別のレースも考えられるが、どうあれ牧田と並ぶV候補の一角となろう。
北日本、関東の力が抜けて居て他勢は苦戦しそう。南関勢は機動型不足だし、西の遠征勢は鶴良生が大乱調なのが痛い。